CFPを維持するためには、12,000円+8,000円=年間20,000円を支払う必要があります。それだけではありません。資格を更新するためには単位が必要です。2年間で30単位と取得するために相当のお金が必要です。つまり、20,000円+αの維持費を20歳から70まで支払うと想定すると、一生で100万円以上のお金をFP協会に支払うこととなります。正直非常に高いですが、私は取得して良かったと考えています。これからAFP・CFP資格の取得を検討されている皆さまのお役に立てればと思い、以下、その理由を共有させていただきます。
知識アップデートの機会が豊富
この点については以前の記事を参考にしていただければと思いますが、資格試験に合格して自動更新されるFP技能士等と比較して、AFP・CFPは資格を更新するために単位が必要であることなどから、定期的な知識のアップデートが不可欠です。各種制度などは常に変化していますので、FPの専門家として活動するのであれば、最新の知識を身につける機会が豊富にあるということは魅力の一つです。
学会への参加
FP学会という勉強会に、参加する権利があります。私も聴講生として何度か参加しておりますが、FP実務ではなく、アカデミックな内容で非常に勉強になります。AFP会員は聴講の権利もないようですので、FP学会に参加したいのであればCFPを取得しておく必要がありそうです。
FP試験委員への挑戦
年に1度、FP試験委員の公募の機会があります。より実務に生きる試験運営を目的として、実務家からの公募を募っているようです。ちなみにCFPを取得して3年以上などといった条件があるので、試験委員に挑戦したい人は、早めに取得しておくと良いでしょう。
FP同士の交流の機会も豊富
これはAFP・ CFPいずれにも共通することですが、会員同士の交流の機会が豊富です。私もSGと呼ばれるスタディグループに参加しており、定期的に仲間と勉強の時間を設けています。そのほかにも、協会主催のFPフェアや勉強会後の交流会などが積極的に開催されています。私も何度も参加させていただいていますが、会社員と独立系FPとの割合は、半々ぐらいでしょうか。非常にまともな交流会です。
以上、一生で100万円以上をFP協会に支払うとなると取得を躊躇してしまいそうにすらなりますが、CFPを取得して、FP協会を利用して、100万円以上のリターンを得よう!と私は考えています。